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使ってお得な「納入出版物代償金」!?


前回の投稿で「納本制度」についてお話ししました。

今回は、ご自身で始めて納本をされる際に少しお得な制度「納入出版物代償金」について、お話しようと思います。



国立国会図書館では、下記のように書かれています。

Q6:納入出版物代償金とはどのようなものですか?

A6:納入出版物代償金とは、頒布を目的として相当部数(Q7、Q8参照)を製作した出版物の発行者に対して、当該出版物の出版及び納入に通常要すべき費用に相当する金額(通常、小売価格の5割と郵送における最低の料金に相当する金額)を国の予算からお支払いするものです。


営利を目的として出版されたものを国に納めるにあたり、費用の大半を国が負担してくれる制度です^_^



■利用条件 

1. 書店で一般に頒布される出版物、通常の自費出版物等

 100部刊行されている


2. 業界動向、技術情報等を調査した資料、大規模な復刻資料や歴史的資料の集成など、刊行部数は少数であっても、図書館や各種機関等への頒布を目的としている出版物

 15部刊行されていること


※ただし、一定の頒布実績があれば、刊行部数が15部に満たない場合であっても例外的に納入対象とする場合があります。


■注意点 

前回の「納本制度」の投稿で、「2部納めると東京本館と関西館で所蔵される」と書きましたが、納入出版物代償金の支払い対象となるのは、各出版物に対し1部(冊)の費用のみとなります。


例)定価 1,000円の本を2冊、郵送にて納本した場合:

  納入出版物代償金の支払いは、1冊分の1000円の5割と郵送に係る最低料金となります。


■申請方法 

国立国会図書館のHPには、「詳しくはお電話してください」と書かれています。

“納入出版物代償金の申請手続きについては、必ず、出版物をご送付いただく前に、電話にてお問い合わせください。その際、当該出版物の頒布性を確認するために頒布実績等をお尋ねさせていただくことがありますので、ご了承ください。”


■お問合せ先 

国立国会図書館 収集書誌部 国内資料課 電話:03-3581-2331 FAX:03-3504-1569 納本について 収集第一係(内線24611) 納入出版物代償金について 収集第三係(内線24630)

*お問い合わせ受付時間 月~金 9時~17時45分(祝日、年末年始を除く)



電話をすると、質問にも丁寧に答えていただけます。

お問合せ終了後に、約1週間後、郵送にて必要な書類が送られてきます。

私が問い合わせをしたときは、記入例や予備含め申請書を3部送っていただけました^_^


複写の申請書に、振込先口座など必要事項を記入し、2枚目にも押印しましょう。

宅急便でもレターパックでも良いので、本と一緒に納本しましょう!!


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